2011年06月22日

4月・5月の活動報告(まとめ)

震災直後の混乱の最中からアスイクが立ち上がり、
早くも3ヶ月近くが経とうとしています。

これまでお世話になった方々へのご報告という意味も込めて、
4月3日に実施した若林体育館での第1回目の活動から5月末までの
活動結果をご報告します。

実施場所: 4市町村(仙台市・多賀城市・亘理町・石巻市)8避難所
実施回数: 38回
参加ボランティア数: のべ215人
参加した子どもの数: のべ339人

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改めて振り返って数字を眺めてみると、ゼロから立ち上がった団体としては、
それなりに誇っていいのではないかと感じます。

また、定性的な成果としては、次のようなものが挙げられるでしょう。

・避難所生活を送る子どもたちの学習習慣、学習意欲の減退の防止
学習環境としては劣悪な避難所の中において、定期的に学習サポートを行なうことで、子どもたちから「忘れかけていた内容を思い出せた」、「また来週も来て欲しい」、「次回までに教材のこの部分をやっておくよ」といった声があがった

・避難所生活を送る子どもたちに対する精神的サポートの提供
比較的年齢の近い大学生などと人間関係を構築する中で、不安感や孤立感を味わっている子どもたちに対して、張り詰めた気持ちをやわらげる効果があったと思われる

・保護者たちが抱える子どもの教育に対する不安感の軽減
「震災前に身につけた学習習慣を失ってしまうのではないか心配だった」、「避難所の中で遊んだりダラダラしてばかりいるので、日常の生活にちゃんと戻れるのか不安を感じていた」といった声を、保護者からいただいた

・教員志望の大学生たちに対する学び、気づきの機会提供
各活動の終了前にサポーター同士で振り返りを行ない、次回に向けた改善点や各自ノウハウを共有することで、教員になるための意識やスキルの向上に貢献した

・地元の大学や民間企業等との連携体制の構築
ボランティアの紹介に協力してくれる大学や、物的・資金的に協力してくれる民間企業とのパイプができ、当団体の次の展開の基盤を構築することができた

もちろん、この結果は「子どもたちのために何かしなければならない」という
当事者意識に目覚めた支援者の方々や、学習サポーターの力によるものです。

私たちは、こういった人たちと被災した子どもたちをつないだだけに過ぎません。
その謙虚さ、役割に対する自覚は忘れてならないと思います。

これからは、避難所から仮設住宅、応急仮設住宅への移行が進む中で、私たちの
活動内容も変化していかなければならないでしょう。

しかし、社会の問題に対する当事者意識をもつ方々と、現場のニーズの
つなぎ役として、微力ながら全力を尽くしていくことに変わりはありません。


posted by NPO法人アスイク at 19:57 | 活動記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする