2011年07月03日

第2回、リーダー会議

各避難所での活動リーダーが集まり、第2回目となるリーダー会議を開催しました。

前回も書きましたが、リーダー会議の目的は、
各避難所の学習サポート運営に関するノウハウや困りごとを共有することで、
より質の高い活動を行なうことが一つ。

もう1つは、アスイクの方向性を共有し、全体としての一体感を持たせることです。

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各リーダーからの報告と意見では、いくつか重要な情報が投げかけられました。

・ボランティア側が何をやりたいかではなく、子どもにとって何が必要かに焦点を絞る。
⇒一方で、ボランティア側の満足度も大切にしなければならない。そのバランスをとる。

・各回の活動の記録は、きちんと文書化して、サポーター間で共有すべきである。
⇒特に、サポーターごとの記録ではなく、子どもごとの記録を作ることが効果的。

・他の団体の学習ボランティアがキチンとしたサポートを行なっていないようである。
⇒アスイクが準備した教材を使っているが、採点などもちゃんとやっていないケースもある。

・現場のボランティアの一部には、アスイクの方向性が理解されていない
⇒白書など、どうして作る必要があるのか、現場が重視されていないのではないか、
という不安や不満も聞こえる。


特に最後については、代表として反省すべき点です。

面と向かってちゃんと伝えれば理解してもらえとは思うのですが、
なかなかそれができていない。

あるリーダーからは、「自分が代理で伝える必要があるのかもしれない」という声も
ありましたが、それはまさしく正論であり、ありがたい言葉でもありました。

もっとも、事務局とリーダーのコミュニケーションも十分とはいえませんし、
1週間後にはまた新しい企画が動き出すような状況では、内容を理解するのも
難しいと思います。

ダイレクトにサポーター全員とコミュニケーションをとるという方法もありますが、
学生ボランティアのほとんどは携帯のメールしか見れないこと、自発的に参加して
いるボランティアを強制的に一同に集めるのも難しいことなど、非常に悩ましい
限りです。

新規で登録してもらうサポーターには、必ずお会いして面と向かって方針を伝える
ということをしていますが、特に初期から活動しているメンバーにはフォローが
できていません。

団体立ち上げから3ヶ月目にして、ありがちなマネジメントの問題に直面しています。
それは、団体の成長の証でもあると思いますが、これから乗り越えなければならない
一つのカベです。
posted by NPO法人アスイク at 18:00 | 活動記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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