9月30日(日)に学習サポーター対象の研修会を開催しました。
学生・社会人サポーターの合計31名が参加!(熱気がすごい!)
第一部はコーチング研修、第二部は学習遅れなど、それぞれの子どものケースに沿った
学習支援研修の二部構成で行いました。
第一部は今のコミュニケーションをワンランクアップさせることを目的とした
コーチング研修。今年2回目のコーチング研修です。
講師は、東北のコーチングの第一人者であるアライブ・ワンの後藤美香さん。
最初は、4人のグループに分かれて、各自指導時にうまくいっている点、
意識していること、課題を話し合いました。
普段なかなか会う機会がない他拠点のサポーターの話に興味深く耳を傾けていました。
コミュニケ―ションを円滑にするポイントでは、
話しやすい場の提供や持続的にやる気を与える声のかけ方、
断りを入れてから話をするなど、
事例と演習を交えながら学ぶことができました。
話しやすい場の提供では、演習を行いました。
声を掛けられて、声だけ、視線だけ、顔だけ、体を向けての4パターンの返事の仕方を演習。
返事の仕方で、相手は自分を受け止めてもらえているか否か感じると
再認識しました。
声をかけてくれた相手に体を向けて、返事をすること、
シンプルなことですが、とても大切なことですね。
他には、持続的にやる気を与えるI(we)メッセージという
自分の思いをプラスαで伝えることで、相手のやる気を引き出すことを学び、
みんなで、どんな言葉を伝えたら、相手はうれしいだろうと出し合いました。
もう終わったんだ+私ならなかなかできないよ
風邪治ったのね+心配していたのよ
など、出し合いながらプラスの言葉が溢れて、とても楽しかったです。
第二部は、学習遅れや発達障がいなど、それぞれの子どもに有効な学習や対応方法を学び、
現場に活かすことを目的とした研修。
講師は、青少年の自立支援や高卒認定試験のサポートなどを行っている
NPO法人ミヤギユースセンターの土佐昭一郎さん。
学習遅れの子どもについて、何で遅れているのか
原因となっている背景を知ることの大切さを学び、
同時に、原因がわからなければ、
その子に合った学習方法が見つけられないということを実感しました。
子どもの集中力について、
子どもの集中力は、10分〜20分と知り、驚きました!
無理に集中するよう注意するのではなく、こまめに様子を見ながら
話しかける方が持続につながることを学びました。
最後に研修会に参加したサポーターから、
自分の細かい態度から、相手の受け止める印象が変わることに気づいた、
相手のリズムに合わせることが大切、
自分の思いをひと言付け加えていきたい、
決めつけの発言には注意していきたい、などの感想をもらいました。
それぞれのサポーターが、自分の活動拠点での活用をイメージして
研修の内容を消化している印象を受けました。
参加して良かった、また聞きたいという声が多数あり、
サポーターにとって有効な研修会だったと感じました。
最後に今回講師をしてくださった後藤さん、土佐さん、本当にありがとうございました。
(和田)